トレース表で考えるのが難しかったので、本の解説をかみくだいてみますね。
本と同様に、n=3で試してみます。
n=3のとき、n>0なので、
F(3)=3×F(3-1)=3×F(2)…①
F(2)が出てきたので、もとの関数でn=2にして計算します。
n=2のとき、n>0なので、
F(2)=2×F(2-1)=2×F(1)
これを①の式に戻すと、
F(3)=3×F(2)=3×2×F(1)…②
【この問題で求めたいのは「乗算の回数」なので、計算して「6」とせず、「3×2」と掛け算の形のままにしておきます。】
F(1)が出てきたので、もとの関数でn=1にして計算します。
n=1のとき、n>0なので、
F(1)=1×F(1-1)=1×F(0)
これを②の式に戻すと、
F(3)=3×2×F(1)=3×2×1×F(0)…③
F(0)が出てきたので、もとの関数でn=0にして計算します。
n=0のとき、
F(0)=1
これを③の式に戻すと、
F(3)=3×2×1×F(0)=3×2×1×1
計算結果は「6」になりますが、この問題では「×」の個数について答えます。(3つ=n)