損益分岐点では、費用を「変動費」と「固定費」とに分けて考えることが重要です。
変動費は、売れば売っただけ費用が掛かるもの(販売数量に比例)
固定費は、販売数量に関係なく決まった金額が発生するもの
損益分岐点は「売上高-費用=0」の関係ですよね?
さて、問題では、売値や費用、数量は分からないため、工夫して方程式を立てなければなりません。
解説では「販売数量をn」「損益分岐点となる販売数量をx」と置いています。
▼売上について
「700÷n」は、販売単価を表してます。
この販売数量に、損益分岐点となる数量xを掛けることで、
損益分岐点の「売上高」を表現しています。
▼費用について
「140÷n」は、変動費単価を表しています。
この変動単価に、損益分岐点となる数量xを掛けることで、
損益分岐点の「変動費」を表現しています。
更に、費用は数量に影響されない「固定費」がありますので、
「固定費500」を加えて、費用とします。
以上、損益分岐点は「売上-費用=0」で方程式を解けば、答えが導けます。